両城地区は、海軍の町・呉の山の急斜面を切り開いて作られた、段状の密集住宅地です。軍にまつわる産業に携 わる人々向けに、昭和初期に開発されましたが、今でもその地形や和洋折衷様式の住まいを保ったまま、住み手の更新を受容し続けています。M1は、竣工時の設計と現在の使われ方・空間構成の変遷を把握し、これからの両城の町にどんな住まいの形があり得るか、修士設計で提案しました。研究成果は現地で住民の方々に発表し、意見交換しました。
〈プロジェクトメンバー〉
岸田・白坂・関口・関野・高橋・西牟田・田口・谷口・湯田(*篠沢研究室との共同研究)